高角文化伝播論: 「いいぞぉ~〇〇」の起源と拡散
初代サイト管理人にしてGTP専属ライターの怪鳥Mでございます。
シーズンまっただ中で毎週末熱い応援が行われていますが、本日は江津高角フェニックスの応援内容に関するお話でございます。
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全日本市予選の前に育成会で行う応援練習が春の風物詩となってきた感のある江津高角フェニックス。
応援歌には毎年工夫をしていますが、以前から変わらず使い続けてきた応援の掛け声があります。
「いいぞぉ~〇〇(選手名やチーム名)」 ダダダンダン(太鼓とメガホンの音)
「いいぞ、いいぞ、〇〇、いいぞ、いいぞ、〇〇」
「いいぞぉ~〇〇」 ダダダンダン(太鼓とメガホンの音)
良いプレーをした選手やチーム全体に対する歓喜の掛け声です。
実は、この掛け声の起源は、5年前の全国大会2回戦にあります。
対戦チームは関東の名門・茎崎ファイターズさん(茨城県代表)でした。
100人を超える大応援団がファインプレーをした味方選手に送っていたのが、この「いいぞぉ~」という掛け声。
現場で、DVDの映像の中で、この「いいぞぉ」はとっても印象に残ったため、自然と江津高角フェニックスの応援に取り入れていきました。
ですが、完全コピーではなく、少しアレンジしたのが現在の高角流「いいぞぉ」です。
やってみるとわかりますが、この「いいぞぉ〇〇」を口にすると非常に気持ちがいい!
言葉といい、リズムといい、大きな声が出しやすいので、応援席で声を合わせるとチョー快感でクセになります。
我々と同じく、対戦チームのみなさんにも印象が強いらしく、他チームに「いいぞぉ」が取り入れられるようになるのに時間はかかりませんでした。
今では市内のほとんどのチームが自己流の「いいぞぉ」をお持ちです。
最近では、他チームの保護者さんから「高角さんもうちと同じ掛け声ですね!」なんて言われることもあるようで、「いいぞぉ」はすっかり江津市のスポ少チームのものとして根付いています。
また、毎年参加させていただく市外の大会などでも、対戦した翌年にはそのチームが「いいぞぉ」と応援されていることもあったりします。
野球を通して”文化の伝播”を目の当たりにすることができるのです。
海外から伝来した新しい文化(稲作や鉄砲づくり など)が日本で広がったのもこんな感じだったのかも、と思わされる出来事です。
ワタクシの所属する高角文化研究所では、長年にわたりこの応援方法の伝播に関する研究を進めてきました。
研究内容をまとめた書籍も出版予定ですので、本屋さんで見かけた際にはぜひ手に取っていただけると嬉しく思います。
(いまのところ出版時期はずーっと未定です)
”1試合で何度「いいぞぉ」を言えるのか”
江津では「いいぞぉ」の回数がそのまま勝敗を示すといっても過言ではありません!
たくさんの「いいぞぉ」を応援席から送ってあげられることが私たちの願いなのです(^^♪
ちなみに、
「いいぞぉ」が浸透しすぎている江津高角フェニックスでは、様々な場面で「いいぞぉ」が使われています。
試合前後の選手挨拶時には「いいぞぉ」
万歳三唱ではなく「いいぞぉ」
1本締めではなく「いいぞぉ」
卒団式でも「いいぞぉ」
高角小PTA役員に野球の保護者率が高いため、先日はPTA懇親会の絞めにも「いいぞぉ」が…
これからも江津高角フェニックスの「いいぞぉ」が伝え、残されることを願ってやみません。
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2013/04/01 | コメント/トラックバック(5) | トラックバックURL |
カテゴリー:思い出話・こぼれ話・感動のエピソートとか
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コメント
怪鳥M様 ご無沙汰であります。昨年度は大変お世話になりました
大会前に応援練習をなされてるのですね!どうりでキレイに揃っていてカッコいいはず。
特に女性陣の掛け声には感服いたしております。
我がチームも新しく取り入れたテーマもありますので披露できるように頑張りたいと思ってます。
ちなみに我が市内では鳴り物禁止区域が多すぎて…控えめに騒ぐのも難しく(苦笑)
数多くの大会で顔を合わせられるよう 私たちもよりいっそう精進してまいりたいと思ってます。。
>PTA役員に野球の保護者率が高いため・・・ 同じですね(笑) 昨年度は痛感いたしました♪
nanao保護者 様
こちらこそお久しぶりです。
わざわざコメントいただきありがとうございました。
それと、ブロック大会進出おめでとうございます!
6年生主体のチームだというのは去年からうかがっていましたので、昨年同様に今年の七尾さんも楽しみですね!!
今年の江津高角は、OBの私が言うのはどうかと思いますが、チームの雰囲気や子どもたちの懸命な姿は今まで以上に素晴らしいものがあると感じています。
彼らの頑張りが報われて欲しい、というのがOB改め高角ファンクラブ会員であるワタクシの希望です。
...それにしても、学童野球っていいなぁ(^^♪
ご無沙汰しております。
2008年度全国大会2回戦にて戦わせて頂いた茨城県茎崎ファイターズ指導者の茂呂修児と申します。
たまたま昔の思い出を見てたらここにたどり着いてビックリしました。
まさかうちの応援歌を起源にして頂いてるとは想像もつきませんでした。
江津高角さんとの対戦に関しては非常にシビれた展開だった事を鮮明に覚えております。
なかなか距離的に練習試合等が出来ないのではありますが、また全国大会等でお会いする事がありましたら何卒よろしくお願い致します。
茨城県茎崎ファイターズ28茂呂修児様
コメントありがとうございます。
つい最近の大会でも「いいぞぉ!!」の応援を耳にすることが出来ました★
子供達の原動力といっても過言ではないかと。そして島根県内でも本当に沢山のチームがこの応援を使われています。
この記事を書いた者ではありませんが、現在ブログ担当をしております、ジャーマネーT田こと津田と申します。2008年の大会の時にはまだ在籍しておりませんでしたが、茎崎ファイターズさんのお話は聞いたことがあります。
早速、茎崎ファイターズさんのホームページを拝見させていただきました。
2008年の28回大会は3位、高角も出場しました31回大会でも3位と素晴らしい成績で…何度も全国を経験されている茎崎ファイターズさんからコメントをいただけるなんて本当に光栄ですし恐縮です。ちなみに高角は32回大会でも茨城県のチームと対戦させていただきました。
遠く離れておりますが、どこかの大会でお会いすることが出来ましたらその時はよろしくお願いいたします。
(この記事を書かれた怪鳥Mさんからも是非コメントをお願いしたいと思います(*^^)v)
茎崎ファイターズ
茂呂 様
当サイトにご訪問いただきありがとうございます!
”関東の横綱”・茎崎ファイターズの指導者様からコメントいただけるなんて感激です!!
最後の茨城開催の全国大会において、江津高角は、ひたちなか市民球場で1回戦を大逆転勝利、2回戦は茎崎さんに惜敗、という2試合を経験しました。
茎崎さんとの試合では、大会№1左腕の実力・超小学生級の打線・スタンドを埋める大応援団などなど学童野球の凄さを体感させていただきました。
「またあの舞台へ!」
夢の舞台で活躍する上級生の姿を目にしたチビッコ団員とその親である私たち後輩保護者にとって、あの鮮烈な経験がその後のチーム運営の原動力でした。
残念ながら練習試合に出かけていく、というわけにはいきません。
...島根から茨城は結構遠いものですから(T_T)
ですから、いつの日かまた全国の舞台で茎崎さんと戦う姿を見てみたいと願っています。
高角ファンクラブの一員として必ず応援に行くつもりです。
そのときには、日本海の風の中で磨きあげた”高角版「いいぞぉ」”を力いっぱい叫ばせていただきますよぉ!!